こんにちは。 一宮 花です。
先日出雲大社東京分祠さまの浄書会へ参加させいていただきました。
浄書会では、出雲大社さまでたいせつにされていらっしゃる
「神語」
幸魂奇魂 守給幸給
(さきみたまくしみたま まもりたまひさきはえたまえ)
を書写いたします。
本来は硯で墨をすり筆で書写するのでしょうが、筆ペンを持参します。
浄書した神語は、神前にお供えし、奉告祭を斎行してくださいます。
神語を皆様で三唱させていただくのですが、
この唱和の節が覚えられません(笑)
奉告祭の後は、講話です。
この神語の意味を神職さんがお話してくださいました。
「さき」とか「さく」という言葉は、「分ける」「分かれて行く」
「分裂し、広がって行くさま」を表す言葉。
「くし」は、「ばらばらに分かれているものを一つにまとめる力」
と、教えてくださいました。
わたしたちはひとりひとりがかみさまの分け御魂をいただいてこの世に生まれました。
そうして細胞分裂を繰り返し、成長し、さまざまなことを学び続けて今生きています。
今を真摯に生きる私達をどうかお守りください。
学びを自分の身に着け、まとめ、成長するわたしたちにどうぞ「幸」を給わりくださいませと祈る言葉。
なのだなぁと
この短い神語にこんなにも深くありがたい意味が込められていたことを
あらためて感じることができました。
これからも、機会を作って浄書会へ参加させていただきたいですし、
日頃から時間を見つけて神語を浄書し、日々のお祈りにも唱えていきたいと思いました。
短いので、すぐに覚えられますし、皆様にもこの神語のことだまを感じていただけたらと思います。
かみさまの後押しはすぐに表れる場合もありますが、
成長のために、ただただ見守ってくださる時が長くなることもあります。
後押しいただいているのを感じられない・・・という方もいらっしゃるかもしれません。
かみさまが現実を作るのではありません。
わたしたち自身の言動・意識がこの現実を創造する・創造していくのですよね。
神社は
努力し続け、自分の人生をたいせつにまじめに生きることを自分自身に誓い
吾が身をふりかえり、曇りなき鏡に自らの姿を映す場でもあります。
上の写真は住吉大社さま種貸社手水舎。