先日の講座の中で、参道は「左側を歩きます」とお話させていただきました。
どうして「左」からなのでしょう?右側を歩いても間違いというわけではありませんが、何故かしっくりくるのは左です。ほとんどの方は参道の左側を歩いていらっしゃるので、流れで左側を歩くというのもあるかもしれませんが、敢えて右側を歩いたこともありません。
普段から、古来から伝わっていることは、理由や道理をあまり考えずにいて、そのままとにかくやってみるようにしています。やってみたうえで、違和感があれば考えることもありますが、まず、その通りにやってみて違和感を感じることはほとんどありません。
けれども、今回はちょっと考えてみました。
物事を始めるときも、たとえば、導引術の一つである指揉みをする時には、左手から揉み始めます。どうして左から?と言われれば、師匠にそのように教わったからです。そこに何の疑問も持たずに素直にやっています。何か理由があるとは思いますが、それがどうであっても、やることに変わりはありません。
イザナギ・イザナミの二柱の神様が、ミハシラを周られるときも、北から二手に分かれて左の東からイザナギさま、右の方の西からイザナミさまが、南で巡りあわれます。
- ここに物事の道理が秘められているように、私自身は感じています。
また、こちらの記事もとても興味深かったです。
「なぜスーパーマリオなどの“横スクロール”はすべて左から右なのか?」
世界陸上を見ていても、スタート地点は画面左側にありますよねスタート→ゴール。
トラックを周るのは、右回り。
地球の自転も右回り。
- 面白いですね。
今後も続けて考察したいと思います。